中小企業労働環境改善助成金は
個別の中小企業又は中小企業団体が
企業の労働環境改善のための施策を行った場合に助成されるもので
以下の2コースが設けられております。
1、個別中小企業助成コース
健康・環境・農林漁業分野等の事業を営む中小企業事業主
(以下「重点分野関連事業主」という。)が
雇用管理制度(評価・処遇制度、研修体系制度、健康づくり制度)の導入等の
改善措置を行うことに対して助成されます。
また、介護関連事業主の場合は介護福祉機器の導入も助成対象となります。
【受給額】※中小企業の受給額です。
本助成金(コース)は、導入した制度等に応じて、下表の額が支給されます。
①重点分野等事業主
評価・処遇制度の導入…40万円
研修体系制度の導入…30万円
健康づくり制度の導入…30万円
②介護関連事業主
評価・処遇制度の導入…40万円
研修体系制度の導入…30万円
健康づくり制度の導入…30万円
介護福祉機器等の導入…導入に要した費用の1/2(上限300万円)
2、団体助成コース
事業協同組合などが、その構成員である中小企業に対する
労働環境向上のための事業を行う場合に対して助成
【受給額】
1年間の労働環境向上事業の実施に要した経費の2/3を支給
【支給上限額】
大規模認定組合等(構成中小企業者数500以上) 1,000万円
中規模認定組合等(同100以上500未満) 800万円
小規模認定組合等(同100未満) 600万円
ここでは、「個別中小企業助成コース」のみ記載いたします。
雇用管理制度の助成、介護福祉機器等の助成共に
基本的な流れは変わりません。
但し、介護福祉機器等の助成に関しては、
一定の導入成果がなければ助成金の支給がないことについては
注意を必要とします。
この助成金は支給金額は低いものの
一定の施策を活用するというだけというシンプルさがあり
比較的活用しやすい助成金であるといえます。
厚生労働省ホームページ:中小企業労働環境向上助成金(個別中小企業助成コース)の概要
厚生労働省ホームページ:中小企業労働環境向上助成金(個別中小企業助成コース)の申請様式